青龍―せいりゅう―
階段を上って二階の廊下を歩いていると
何であいつらがここで喋ってんだよ…
目の前には、柄の悪そうな二人組
ぜってー俺が通り過ぎる時、挨拶してくるんだろ…
だから今は隣に陽菜がいるんだっつーの
空気読めよあいつら…
俺達は何もないようにして通り過ぎようとしたが
二人は俺にきずき、立ち上がって
『駿さん、おはよーございマスッ!!』
頭を下げて挨拶した
やりやがった…
俺は知らないふりをしようとしたが、無視はできねーから仕方なく
「おぉ、おはよー。」
挨拶をした