青龍―せいりゅう―
そんな事を思いながら自然と足は公園に向かっていた
そして、入って近くにあるベンチに腰掛けた
ふぅ…
なんか落ち着くな…
私は生暖かい風にあたりながら休憩をしていた
それからどれぐらいだったんだろう
急いで家を出たため、ケータイは持ってないし
暗くて公園の時計は見えないから時間がわからない
そろそろ帰ろうかな
と、思ってベンチから腰をあげると
「こんな時間に君一人?」
誰か知らない人に声を掛けられた