青龍―せいりゅう―


驚いて後ろを向くと男の二人組がいた



格好からして不良っぽいな…

嫌だ…

最悪だ…


そんな事を思っていると突然一人の男に腕を掴まれる


えっ…?

「こんな所にいると危ないよ。」


そんな言葉が聞こえた


この人達…優しい人?

そう思って顔を上げると男は笑っていた



「だからさ…俺達についてきなよっ!!」

すると、男が思いっきり腕を引っ張った



痛いっ!!
この人達…いい人じゃないの!?


「離してくださいっ!!」

私は必死に抵抗するが



男の力にはかなわない


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