青龍―せいりゅう―


月の光が2つの影を一瞬照らした


その瞬間、一人の男の動きが止まる



すると、その様子を見たもう一人の男もつられて止まる


「おい!いきなり止まってどうしたんだよ!?」



「…青龍…。」

「は?お前、何言って…」
「一瞬見えた…。こいつらの着ている服に【青龍】の刻印があった…!!」




その言葉を聞いた瞬間、二人の男達は体を震わせた


「嘘だろ…!?」
「まじ、やべーって!!逃げよう!!」



そして男達は去っていった



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