青龍―せいりゅう―
「はい…。わかりました。」
私はとりあえず返事をした
すると奥の方から低い声が聞こえた
「海人、いつまでそうしてる。」
あれ?
まだ誰かいるの?
すると、姿を表した
ドキッ
私は思わず目を見開いた
整った顔
スタイル抜群の体
何より放っているオーラが全然違う
かっこいい…
私はそう思ってしまった
「翔…。ごめんごめん。いろいろ聞いててたからさ。」
翔…?
この人、翔っていうの?
「海人、早くしろ。」
「わかった。…君も俺達についてきてくれないかな?」
えっ?
私も行くの?
どうして?
「どうしてって顔してるね。俺達と一緒にいた以上、君も狙われるかもしれないからね。」