青龍―せいりゅう―


「はい…。わかりました。」



私はとりあえず返事をした



すると奥の方から低い声が聞こえた



「海人、いつまでそうしてる。」


あれ?
まだ誰かいるの?


すると、姿を表した


ドキッ


私は思わず目を見開いた

整った顔
スタイル抜群の体

何より放っているオーラが全然違う



かっこいい…
私はそう思ってしまった



「翔…。ごめんごめん。いろいろ聞いててたからさ。」


翔…?
この人、翔っていうの?


「海人、早くしろ。」


「わかった。…君も俺達についてきてくれないかな?」


えっ?

私も行くの?
どうして?


「どうしてって顔してるね。俺達と一緒にいた以上、君も狙われるかもしれないからね。」


< 36 / 108 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop