青龍―せいりゅう―
私はとりあえずみんなについていった
駿…さっきからずっと黙ったまんま…
ずっと駿の様子を見ていると、石につまづいてしまった
「キャッ!?」
ヤバい!
転ぶっ!!
そう思った瞬間、体がふわっと浮いた
えっ?
なんと近くを歩いていた翔さんが腕で支えていたのだ
私は思わずハッとして、すぐ翔さんから離れた
「す、すいません…。」
私は恐る恐る言った
「…。」
翔さんは無口のままだ
怖い…
そう思ったのもつかの間、突然
「フッ。」
と、言う声が聞こえた