青龍―せいりゅう―


「…痛ってーな!!なんなんだよ、このガキ!?…まぁいい今回は収穫なしだ。」



そう言って男の人は車で去っていった





その場に取り残された2人



「陽菜、大丈夫か!?」

「駿…怖かったよー!!」



陽菜は怖さのあまり駿に泣きながら抱きついた



それを優しく包む駿




「ごめん…怖がらせて。俺がちゃんと陽菜を見てれば…もっと強かったら…」



そして黙り込む駿


「駿…?」



「あのおっさん、許せねぇ!絶対捕まえてやる!!」




駿は何かを心に決めた



「陽菜。俺、もっと強くなるから!陽菜を守れるようになるから!だから…ずっと俺のそばにいて?」



この時陽菜にはその言葉の意味はわからなかった




だけど、何か熱いものが駿から伝わってくる



「うん!ずっと一緒にいよーね!」




そして2人は指切りげんまんをして







永遠の約束をした



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