青龍―せいりゅう―
私、姫川陽菜【ヒメカワハルナ】
この近くにある城聖高校の一年生
特に何かあるわけでもなく、どこにでもいるような普通の高校生
「あら、陽菜おはよう。」
私が二階の部屋から降りてきたこのリビングで朝ご飯を準備しているのは
姫川桜子【ヒメカワサクラコ】
私のお母さん
「おぉ、陽菜おはよう。」
そして椅子に座りながらコーヒーを飲んでいるのは
姫川翔平【ヒメカワショウヘイ】
私のお父さん
私はこの3人で暮らしている
「さぁ、朝ご飯の準備が出来たわよ。」
「はーい!」
3人がそれぞれ椅子に座り
『いただきます。』