Kiss★恐怖症
すれ違いの苦い心
―――――――…
―――――
― 直樹 side ―
あの日以来。
「あ、神谷くん………星蘭ならまた先に帰ったよ」
「…マジか―…」
俺はそんな野々宮の言葉に落ち込む。
そう。
迎えにいくと、もういない。
そんな日々が数日続いてる感じで―…。
「私、止めたんだけどね―…星蘭、意外と頑固」
ため息をつき、少し呆れ気味の莉子。
野々宮から、理由は聞いた。
確かに、俺が悪い。
謝りたいし、ちゃんと話す。
なのに、メールしても、電話してもだめ。
帰りに駆け付けても、いない。
………どうすればいいんだ?
正直。
キス恐怖症どころじゃなくなってる、俺。
あ―今、繋ぎ止めてるのは、このキス恐怖症なのに―…。
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― 直樹 side ―
あの日以来。
「あ、神谷くん………星蘭ならまた先に帰ったよ」
「…マジか―…」
俺はそんな野々宮の言葉に落ち込む。
そう。
迎えにいくと、もういない。
そんな日々が数日続いてる感じで―…。
「私、止めたんだけどね―…星蘭、意外と頑固」
ため息をつき、少し呆れ気味の莉子。
野々宮から、理由は聞いた。
確かに、俺が悪い。
謝りたいし、ちゃんと話す。
なのに、メールしても、電話してもだめ。
帰りに駆け付けても、いない。
………どうすればいいんだ?
正直。
キス恐怖症どころじゃなくなってる、俺。
あ―今、繋ぎ止めてるのは、このキス恐怖症なのに―…。