Kiss★恐怖症
「お前が俺を?はっ、できるのかよ」
政也も強気に突っ掛かってくる。
それぐらい。
それぐらいしてくれないとね。
「やってみなきゃわかんないけど…でも、直樹がいるから」
一人ではできなかったことも。
二人でなら乗り越えられる。
「は、のろけかよ」
……のろけ?
私たちは実際に付き合ってはいない。
だから本当なら、そんな感情はない。
でも。
「のろけ…かもしれない―…」
「はあ?かもしれないじゃなくて、誰が聞いてもノロケ話にしか聞こえねえよ」
自覚してないわけじゃない。
直樹がいればって思うと。
どんなことがあっても乗り越えられる。
やり遂げられる。
そう思える。
最近、こう考えることが多くなった。
―――私は、神谷直樹に恋をしてしまったのかもしれない。
……と。
政也も強気に突っ掛かってくる。
それぐらい。
それぐらいしてくれないとね。
「やってみなきゃわかんないけど…でも、直樹がいるから」
一人ではできなかったことも。
二人でなら乗り越えられる。
「は、のろけかよ」
……のろけ?
私たちは実際に付き合ってはいない。
だから本当なら、そんな感情はない。
でも。
「のろけ…かもしれない―…」
「はあ?かもしれないじゃなくて、誰が聞いてもノロケ話にしか聞こえねえよ」
自覚してないわけじゃない。
直樹がいればって思うと。
どんなことがあっても乗り越えられる。
やり遂げられる。
そう思える。
最近、こう考えることが多くなった。
―――私は、神谷直樹に恋をしてしまったのかもしれない。
……と。