Kiss★恐怖症
「星蘭、落ち着いたか?」
「うん、大丈夫」
私には優しい声をかけてくれる直樹にほっとする自分。
でも。
やはり春樹くんのことが気になる。
どういう行動に出るのか検討がつかなくて。
今、私たちを問い詰めるのか。
黙っておくのか。
それとも。
とぼけるのか。
何を考えているかわからない春樹くん。
直樹と一緒に帰りたい。
でも、何か感づいてしまった春樹くんと何も知らないお兄さんを2人きりにさせておくのは。
もっと危険だ。
そんな時、直樹が行動に出た。
「兄貴。悪いけど星蘭をちょっと頼む」
「別にいいけど、僕と星蘭ちゃん2人きりで心配じゃないのーっ?」
「今はそれどころじゃねーんだよ。春樹、ちょっと来い」
そう言うと、春樹くんの腕を掴んで、どこかへ歩いていった。
どうする?
とても心配だけれど。
直樹。
――私、信じてるからね。
「うん、大丈夫」
私には優しい声をかけてくれる直樹にほっとする自分。
でも。
やはり春樹くんのことが気になる。
どういう行動に出るのか検討がつかなくて。
今、私たちを問い詰めるのか。
黙っておくのか。
それとも。
とぼけるのか。
何を考えているかわからない春樹くん。
直樹と一緒に帰りたい。
でも、何か感づいてしまった春樹くんと何も知らないお兄さんを2人きりにさせておくのは。
もっと危険だ。
そんな時、直樹が行動に出た。
「兄貴。悪いけど星蘭をちょっと頼む」
「別にいいけど、僕と星蘭ちゃん2人きりで心配じゃないのーっ?」
「今はそれどころじゃねーんだよ。春樹、ちょっと来い」
そう言うと、春樹くんの腕を掴んで、どこかへ歩いていった。
どうする?
とても心配だけれど。
直樹。
――私、信じてるからね。