Kiss★恐怖症
「…春樹。お前、絶対誰にも言わねーって約束するか?」
「何を?」
「俺らの秘密を」
「はっ、やっぱりあったんじゃん。2人の秘密」
春樹は勝ち誇ったかのようにニヤリと口角を上げた。
俺はその表情が気にくわなかった。
だが。
なんでわかったんだ?
「なんで俺らに秘密があるってわかったんだよ」
「え、気付いてないわけ?」
……は?
「兄貴がこの前"星蘭を護って嘘を本当に"って言ってたじゃん」
「…え、俺が?」
「兄貴以外誰がいるっていうんだよー」
……覚えてな…あ。
思い出した。
あのとき、俺は浮かれていて。
うっかり口にしてしまった記憶が。
残念ながら、俺の頭の中に残ってる。
「何を?」
「俺らの秘密を」
「はっ、やっぱりあったんじゃん。2人の秘密」
春樹は勝ち誇ったかのようにニヤリと口角を上げた。
俺はその表情が気にくわなかった。
だが。
なんでわかったんだ?
「なんで俺らに秘密があるってわかったんだよ」
「え、気付いてないわけ?」
……は?
「兄貴がこの前"星蘭を護って嘘を本当に"って言ってたじゃん」
「…え、俺が?」
「兄貴以外誰がいるっていうんだよー」
……覚えてな…あ。
思い出した。
あのとき、俺は浮かれていて。
うっかり口にしてしまった記憶が。
残念ながら、俺の頭の中に残ってる。