Kiss★恐怖症
「なるほど…だからキス恐怖症を治すために付き合ってるフリをしてるわけか」
腕を組みながら、うん納得、と首を縦に何度か振る。
「そういうこと。わかったか?もうこれでいいだ「じゃあ、"星蘭を守って、嘘を本当に"ってのは何?」
「………え」
固まってしまう俺。
それに、なぜか冷や汗が。
「それが一番気になるんだけどー」
……とは言え。
さすがに言えるわけがない。
というより、言いたくない。
「なんでもいいだろーが。秘密、話したんだから」
「え―。……まあいいけどさ」
大体予想はつくし、と心の中で思っている春樹だった。
「じゃあ、戻るぞ」
「はーい」
「春樹、絶対誰にも話すんじゃねーぞ?兄貴(樹)に漏れた瞬間、殴りにいくからな」
「……わかってるよ」
念には念を。
星蘭と兄貴がいるベンチまで着くまでは。
「絶対言うなよ」という言葉を言い続けた。
これが、吉とでるか凶とでるか。
わからない。
だが、キスされる心配はなくなった。
それだけでも、星蘭のためになったのかもしれない。
腕を組みながら、うん納得、と首を縦に何度か振る。
「そういうこと。わかったか?もうこれでいいだ「じゃあ、"星蘭を守って、嘘を本当に"ってのは何?」
「………え」
固まってしまう俺。
それに、なぜか冷や汗が。
「それが一番気になるんだけどー」
……とは言え。
さすがに言えるわけがない。
というより、言いたくない。
「なんでもいいだろーが。秘密、話したんだから」
「え―。……まあいいけどさ」
大体予想はつくし、と心の中で思っている春樹だった。
「じゃあ、戻るぞ」
「はーい」
「春樹、絶対誰にも話すんじゃねーぞ?兄貴(樹)に漏れた瞬間、殴りにいくからな」
「……わかってるよ」
念には念を。
星蘭と兄貴がいるベンチまで着くまでは。
「絶対言うなよ」という言葉を言い続けた。
これが、吉とでるか凶とでるか。
わからない。
だが、キスされる心配はなくなった。
それだけでも、星蘭のためになったのかもしれない。