Kiss★恐怖症
私は頑張って真顔に戻し、顔を上げた。
「そっか…大丈夫!神谷くんなら大丈夫!」
「なんだよ、それ」
と、苦笑い。
私は、星蘭は神谷くんが好きだということは言わない。
これは面白い面白くないの問題じゃなくて。
2人の問題。
私に入る隙間はない。
だから。
知っていても、ただ頑張れと応援するのみ。
それしか私にできることしかない。
背中を後押しする。
それが唯一私のできること。
「嘘じゃないよ?」
「お世辞をどうも」
「お世辞じゃないよー!勇気出せば、叶うよ」
私は神谷くんの肩をぽんと叩く。
そして鞄を取り、じゃあねとだけ残し一人教室を出た。
「そっか…大丈夫!神谷くんなら大丈夫!」
「なんだよ、それ」
と、苦笑い。
私は、星蘭は神谷くんが好きだということは言わない。
これは面白い面白くないの問題じゃなくて。
2人の問題。
私に入る隙間はない。
だから。
知っていても、ただ頑張れと応援するのみ。
それしか私にできることしかない。
背中を後押しする。
それが唯一私のできること。
「嘘じゃないよ?」
「お世辞をどうも」
「お世辞じゃないよー!勇気出せば、叶うよ」
私は神谷くんの肩をぽんと叩く。
そして鞄を取り、じゃあねとだけ残し一人教室を出た。