Kiss★恐怖症
「えっと―…"あなたの肌が10歳若返る化粧水を"……って!広告じゃん!」


私は一人虚しく突っ込み、どうせ暇なので、その広告メールを下まで読んだ。


「ん?…花火大会…この住所学校の近くだ」


花火大会が丁度一週間後に行われるというものだった。


今年は学校の近くの場所になったみたいだ。


「8月8日か―…」


携帯を閉じて、スケジュール帳を確認。


私は何もないけど、莉子がバイト。


行きたいけどバイト休ませるのは悪い。


「どうしよう…」


その時、また携帯のメール音がなった。


どうせまた広告でしょ。


そう思いながら携帯を開く。


ディスプレイには。


"神谷直樹 新着メール一件"


そう表示されていた。




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