Kiss★恐怖症
「じゃあ、そういうことだから部屋戻るわ」
もたれかかっていた体勢を戻し、部屋の外に出ようとした時。
「兄貴」
春樹に呼び止められ、俺は振り返った。
「俺、星蘭さんと兄貴のこと認めたわけじゃないから」
「…は?」
「だってまだ結婚するわけじゃないし、まだまだ奪えるじゃん」
にやりと怪しく笑った。
「なっ…結婚してないからって奪うな!絶対邪魔させねぇからな!」
「じゃあ、もし星蘭さんが俺を選んだらどうするの?」
「それは……む、無理矢理でも引き止めるんだよ!!じゃあな!さっさと勉強しろ!」
壊れるかと思うぐらいの勢いで部屋のドアを閉めた。
春樹の部屋には虚しくその大きな音が響きわたった。
もたれかかっていた体勢を戻し、部屋の外に出ようとした時。
「兄貴」
春樹に呼び止められ、俺は振り返った。
「俺、星蘭さんと兄貴のこと認めたわけじゃないから」
「…は?」
「だってまだ結婚するわけじゃないし、まだまだ奪えるじゃん」
にやりと怪しく笑った。
「なっ…結婚してないからって奪うな!絶対邪魔させねぇからな!」
「じゃあ、もし星蘭さんが俺を選んだらどうするの?」
「それは……む、無理矢理でも引き止めるんだよ!!じゃあな!さっさと勉強しろ!」
壊れるかと思うぐらいの勢いで部屋のドアを閉めた。
春樹の部屋には虚しくその大きな音が響きわたった。