Kiss★恐怖症
「結局、俺にしがみついてんじゃん」
その言葉で我にかえると。
確かに、私は直樹にしっかりと抱き着いていた。
「なっ…」
私は走行中のなか、慌てて手を離す。
が、危なくてまた直樹にしがみつく形。
「だから、しがみついとけっつっただろーが」
このとき、直樹はどんな顔をしていたんだろーなって。
考えている自分には気付かない。
でも、確実に今の手を離すことはない。
体がそう感じてる。
少し涼しめの風と、直樹の背中の温もりが合わさって、もっと心地好い。
こうやって、最後に男の人に抱き着いたのって、いつだろう。
記憶にない。
今ここに、このままでいたい少しでも願ってしまった自分がいた。
このあと、学校に着くまでは無言のまま。
その言葉で我にかえると。
確かに、私は直樹にしっかりと抱き着いていた。
「なっ…」
私は走行中のなか、慌てて手を離す。
が、危なくてまた直樹にしがみつく形。
「だから、しがみついとけっつっただろーが」
このとき、直樹はどんな顔をしていたんだろーなって。
考えている自分には気付かない。
でも、確実に今の手を離すことはない。
体がそう感じてる。
少し涼しめの風と、直樹の背中の温もりが合わさって、もっと心地好い。
こうやって、最後に男の人に抱き着いたのって、いつだろう。
記憶にない。
今ここに、このままでいたい少しでも願ってしまった自分がいた。
このあと、学校に着くまでは無言のまま。