Kiss★恐怖症
「もうっ!り――こ―――おっ!」
赤くながら、莉子を睨む私。
「あはは、ごめん。大きく言い過ぎた」
少し笑いながら、謝る。
クラス中が笑いの渦に包みこまれた。
うん。
なんか、私がDカップとかいう噂がクラス中に広まってしまった。
でも、とりあえず。
私がキス恐怖症だっていう噂じゃなかった。
キス恐怖症って知ってるやつなんて。
直樹と―…"あいつ"ぐらいなんだから。
キス恐怖症が皆にバレたらどう思われるだろう。
考えるだけで、ぞっとする。
でもね。
今から治していくんだから。
大丈夫。
―キーンコーン
カーンコーン
朝チャイムが鳴り響いた。
また今日も一日が始まる。
普通一日…で、あればいいのだが。
まだ、今日が普通一日じゃなくなることを知るよしもなかった。
赤くながら、莉子を睨む私。
「あはは、ごめん。大きく言い過ぎた」
少し笑いながら、謝る。
クラス中が笑いの渦に包みこまれた。
うん。
なんか、私がDカップとかいう噂がクラス中に広まってしまった。
でも、とりあえず。
私がキス恐怖症だっていう噂じゃなかった。
キス恐怖症って知ってるやつなんて。
直樹と―…"あいつ"ぐらいなんだから。
キス恐怖症が皆にバレたらどう思われるだろう。
考えるだけで、ぞっとする。
でもね。
今から治していくんだから。
大丈夫。
―キーンコーン
カーンコーン
朝チャイムが鳴り響いた。
また今日も一日が始まる。
普通一日…で、あればいいのだが。
まだ、今日が普通一日じゃなくなることを知るよしもなかった。