Kiss★恐怖症
ご飯を食べながら、昼休み、めいいっぱい使って莉子に話した。
何もかも。
私がキス恐怖症になった理由。
政也と別れたときのこと。
直樹とはフリだけだってこと。
直樹が治そうとしてくれていること。
莉子にはもう隠し事はしたくない。
とりあえず、全部話した。
そんな私に、直樹もところどころフォローしてくれて。
それを真剣に聞いてくれている莉子。
本当に嬉しい。
隠し事があって、バレた時点で嫌われると思っていた私がバカみたい。
莉子を信じきれていなかった私の不甲斐なさ。
莉子は、怒ってないって言ってた。
でも。
それでも。
許してもらえたらいいな、なんてね。
――私は、そう心の中で小さく呟いていた。
何もかも。
私がキス恐怖症になった理由。
政也と別れたときのこと。
直樹とはフリだけだってこと。
直樹が治そうとしてくれていること。
莉子にはもう隠し事はしたくない。
とりあえず、全部話した。
そんな私に、直樹もところどころフォローしてくれて。
それを真剣に聞いてくれている莉子。
本当に嬉しい。
隠し事があって、バレた時点で嫌われると思っていた私がバカみたい。
莉子を信じきれていなかった私の不甲斐なさ。
莉子は、怒ってないって言ってた。
でも。
それでも。
許してもらえたらいいな、なんてね。
――私は、そう心の中で小さく呟いていた。