Kiss★恐怖症
克服始動宣言
―あの昼休みから2日後の放課後。
今日はもう、金曜日。
そしてまた、いつものあいつが迎えに来る。
「星蘭、帰るぞ」
鞄を背中に回して持っている。
「あ、ちょっと待って」
莉子に挨拶しとかなくっちゃ!
「莉子!帰るね」
「うん!また月曜日ーっ」
「またね、ばいばい」
そう手を振り、私は待っている直樹へと身体を向けた。
――――――…
――――
靴を履き変え、校門までの道のりを歩く。
4日も経つと、この私たちの光景も慣れるのか。
いや、慣れるんじゃなく、情報が広がってる。
ジロジロと見る人たちもいなくなり、自然に溶けこんでいる。
今日はもう、金曜日。
そしてまた、いつものあいつが迎えに来る。
「星蘭、帰るぞ」
鞄を背中に回して持っている。
「あ、ちょっと待って」
莉子に挨拶しとかなくっちゃ!
「莉子!帰るね」
「うん!また月曜日ーっ」
「またね、ばいばい」
そう手を振り、私は待っている直樹へと身体を向けた。
――――――…
――――
靴を履き変え、校門までの道のりを歩く。
4日も経つと、この私たちの光景も慣れるのか。
いや、慣れるんじゃなく、情報が広がってる。
ジロジロと見る人たちもいなくなり、自然に溶けこんでいる。