Kiss★恐怖症
顔も身体も、猛烈に熱い。
私の両手首は直樹の片手によってしっかりと固定されていた。
「じゃあこれならどうするかな…」
そこそこの距離にあった顔が、私に近付いてくる。
もしや…。
いや、もしかしてじゃない。
絶対。
絶対にキスするつもりなんだ…。
「ぃやっ…」
私は少しだけ動く首を、力の限り振りまくった。
必死の抵抗。
だが。
「…っ」
もう片方の手で、私の顎を押さえる。
「そんな小さな抵抗で、俺に敵うと思うなよ?」
口角を少しだけ上げた。
だめ…。
頭の中はもうぐしゃぐしゃで―…。
記憶が駆け巡る。
いやっ…だめ…。
思い出したくない!
私の両手首は直樹の片手によってしっかりと固定されていた。
「じゃあこれならどうするかな…」
そこそこの距離にあった顔が、私に近付いてくる。
もしや…。
いや、もしかしてじゃない。
絶対。
絶対にキスするつもりなんだ…。
「ぃやっ…」
私は少しだけ動く首を、力の限り振りまくった。
必死の抵抗。
だが。
「…っ」
もう片方の手で、私の顎を押さえる。
「そんな小さな抵抗で、俺に敵うと思うなよ?」
口角を少しだけ上げた。
だめ…。
頭の中はもうぐしゃぐしゃで―…。
記憶が駆け巡る。
いやっ…だめ…。
思い出したくない!