Kiss★恐怖症
狙いは君だけ
―――――――…
―――――
次の月曜日。
あの日、変な別れ方をした私たちだったんですが―…。
「…遅い…」
今、教室で直樹の迎えを待っているところ。
なのに、一向に来る気配がない。
莉子も先に帰っちゃったし。
どんどんイライラが溜まってくる。
「あ―もう!!いくら何でも遅い!!」
あれこれ30分以上待ったのに、来ない。
連絡もない。
「はあ―…帰ろ…」
静かな教室。
聞こえるのは、運動部の掛け声や吹奏楽部の楽器の音だけ。
鞄を取り、立ち上がる。
そして、重々しい体を動かし、玄関へと向かった。
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次の月曜日。
あの日、変な別れ方をした私たちだったんですが―…。
「…遅い…」
今、教室で直樹の迎えを待っているところ。
なのに、一向に来る気配がない。
莉子も先に帰っちゃったし。
どんどんイライラが溜まってくる。
「あ―もう!!いくら何でも遅い!!」
あれこれ30分以上待ったのに、来ない。
連絡もない。
「はあ―…帰ろ…」
静かな教室。
聞こえるのは、運動部の掛け声や吹奏楽部の楽器の音だけ。
鞄を取り、立ち上がる。
そして、重々しい体を動かし、玄関へと向かった。