「好きになるはずなかったのに」
嫌な奴
はじまり
いきなりの冬到来にまだ身体は慣れていなかった。
この日は、いつも絶対飲まない市販の風邪薬を飲んで行った。
沢山の写真が壁に張り巡らされていて
なんだか少し興奮していた……。
そこで天使を見つけた。
天使は飛ぶのに疲れたのかな、しっかりと目をつぶっていて
長い睫毛とふっくらした対称な唇が美しかった……。
でも僕はあんな事をする気はなかったんだ。
ただ……