「好きになるはずなかったのに」
この寒空の中、今日も露子は冬実の元へと向かう。


とある男の所為で、よく眠れなかった為

いつもより15分早く到着し、早くあけろ!と

真鍮のドアノッカーをよそに

自らの身をうちつけた。

どすっ!どすっ!どすっ!!

「うぉーい!」

まるで酔っ払いだ。

そそくさと出てきた冬実にスパンッと頭を叩かれ入店した。







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