彼岸花
「オレ…ハァ…限界だ…ハァハァハァ…」

一人が座り込むと緊張感が緩んだのかもう一人の男も座り込んだ。


「ハァハァ…ここまでくれば…ハァ大丈夫だろう」


「ハァハァ…そういえば裕二は?」


三人で来たはずが一人いない。


辺りを見渡すが人影は見えない。


「あれ?まさか……。」



その瞬間、勢いよく首がとんだ。


首はゴロッと賢の足元に転がり、切断面から血しぶきがあがる。
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