【中編】夢幻華
心と身体を結んで一つになればあたし達も聖良さんたちのように、一対の魂になれるのかな?
聖良さんもあたしのように不安になったりした事があるのかな?
普段なら恥かしくて聞けないような事も、聖良さんなら受け止めてくれそうな気がして、あたしは今夜のことで緊張している事。どうしていいか分からなくて困っている事を暁に気付かれないようにそっと聞いてみることにした。
聖良さんは少し驚いたようだったけど
「内緒の話をしたいから杏ちゃんを借りますね?」
と断って、聖良さんたちの宿泊する部屋へと連れて行ってくれた。
あたしの不安を聞いて、聖良さんは自分も随分龍也さんを待たせてしまったこと、それでも龍也さんは心の準備が出来るまで待っていてくれたこと。
焦っても体は付いてこないから、無理だと思ったらきちんと告げて待ってもらいなさいとアドバイスをしてくれた。
断ったら暁が傷つくんじゃないかと思っていたあたしに、聖良さんは優しく教えてくれた。
聖良さんもあたしのように不安になったりした事があるのかな?
普段なら恥かしくて聞けないような事も、聖良さんなら受け止めてくれそうな気がして、あたしは今夜のことで緊張している事。どうしていいか分からなくて困っている事を暁に気付かれないようにそっと聞いてみることにした。
聖良さんは少し驚いたようだったけど
「内緒の話をしたいから杏ちゃんを借りますね?」
と断って、聖良さんたちの宿泊する部屋へと連れて行ってくれた。
あたしの不安を聞いて、聖良さんは自分も随分龍也さんを待たせてしまったこと、それでも龍也さんは心の準備が出来るまで待っていてくれたこと。
焦っても体は付いてこないから、無理だと思ったらきちんと告げて待ってもらいなさいとアドバイスをしてくれた。
断ったら暁が傷つくんじゃないかと思っていたあたしに、聖良さんは優しく教えてくれた。