【中編】夢幻華
普通なら右京父さんみたいなのが一番一般的な反応なんだろうな。
うちの父さんも朱音が誰かに貰われる時はこんな風に取り乱すのかなあ?
つらつらとそんな事を考えていると、右京父さんが自分以外が俺達二人を祝福して和みムードになっているのが気に入らなかったらしく、ついに切れた。
「だ~っ!誰が許可したっつーんだ!杏はまだ16だぞ?結婚なんて早すぎるだろうがっ。蒼!晃!陽歌っ!お前ら一体何を考えているんだよ?」
「ん~僕は別に二人が結婚したいならいつでもいいかなって。
だって従兄妹同士だし、どちらの家に住んだってそんなに代わり映えしないだろう?
今までだってしょっちゅうお互いの家に泊まっているし、家だって近いし、荷物だっていつでも行き来して取ってくれば良いんだしさ。
今までの生活がどちらかの家に集中するって事と、籍が入って暁が沖崎を名乗るって事以外は今までの延長みたいなものじゃないか。」
「晃…そう言う問題じゃねぇだろう?」
父さん…我が親ながらやっぱお気楽だなあ。
どうしてこう考えが前向きと言うか何も考えてないと言うか…バカっぽいんだろう?
本当はすげ―頭がいいはずなんだけどなあ?
昔からだったけど、最近は特に能天気に拍車かかってないか?
これってやっぱり陽歌母さんと結婚して幸せボケしているせいかもしれない。
うちの父さんも朱音が誰かに貰われる時はこんな風に取り乱すのかなあ?
つらつらとそんな事を考えていると、右京父さんが自分以外が俺達二人を祝福して和みムードになっているのが気に入らなかったらしく、ついに切れた。
「だ~っ!誰が許可したっつーんだ!杏はまだ16だぞ?結婚なんて早すぎるだろうがっ。蒼!晃!陽歌っ!お前ら一体何を考えているんだよ?」
「ん~僕は別に二人が結婚したいならいつでもいいかなって。
だって従兄妹同士だし、どちらの家に住んだってそんなに代わり映えしないだろう?
今までだってしょっちゅうお互いの家に泊まっているし、家だって近いし、荷物だっていつでも行き来して取ってくれば良いんだしさ。
今までの生活がどちらかの家に集中するって事と、籍が入って暁が沖崎を名乗るって事以外は今までの延長みたいなものじゃないか。」
「晃…そう言う問題じゃねぇだろう?」
父さん…我が親ながらやっぱお気楽だなあ。
どうしてこう考えが前向きと言うか何も考えてないと言うか…バカっぽいんだろう?
本当はすげ―頭がいいはずなんだけどなあ?
昔からだったけど、最近は特に能天気に拍車かかってないか?
これってやっぱり陽歌母さんと結婚して幸せボケしているせいかもしれない。