【中編】夢幻華
Side杏
「ちがっ…暁のバカ!えっち。」
暁のあんまりにもストレートな言い方に思わず恥ずかしくなって思いっきり否定してしまった。
「勘違いしないでよ。一日デートがしたいの。遊びに連れて行ってよ。
暁車の免許取れたんでしょう?彼女ばっかり乗せてないで一日だけ暁を独占して遊ぶ権利を頂戴?彼女にも文句なんていわせないで…ね?
もう、ずっと暁と遊びに行ったりしていないんだもの。いいでしょう?」
本当は…暁に全てを捧げてしまいたい。
それで暁があたしだけのものになってくれるのなら…
暁…あなたが欲しいの。
あなたの心が欲しいの
でも、そんなこと言える筈がないから
せめて、妹として我侭を言わせて
せめて、誕生日のこの日だけは
暁のあんまりにもストレートな言い方に思わず恥ずかしくなって思いっきり否定してしまった。
「勘違いしないでよ。一日デートがしたいの。遊びに連れて行ってよ。
暁車の免許取れたんでしょう?彼女ばっかり乗せてないで一日だけ暁を独占して遊ぶ権利を頂戴?彼女にも文句なんていわせないで…ね?
もう、ずっと暁と遊びに行ったりしていないんだもの。いいでしょう?」
本当は…暁に全てを捧げてしまいたい。
それで暁があたしだけのものになってくれるのなら…
暁…あなたが欲しいの。
あなたの心が欲しいの
でも、そんなこと言える筈がないから
せめて、妹として我侭を言わせて
せめて、誕生日のこの日だけは