【中編】夢幻華
「俺が杏ちゃんに花束をやったと思ったのか?
俺がおまえを裏切るような事すると思ってんのか?
ひでえな。おまえの性格疑うぜ、俺。」
「……悪かったよ。つい、頭に血が上って…。」
「ああ、本当に悪いね。おまえがいつまでもそんなんなら俺が杏ちゃん貰っていいか?」
「……はぁ?」
「杏ちゃん可愛くなったよな。今日抱きしめた時なんて、甘い香りがしてさ、涙を拭ってやった時なんてすげ~色っぽかったし思わずキスしそうだった」
響の言い方に萎えかけていた怒りが再びふつふつと湧き上がってくる。
「響…てめえ…それ以上言うなよ。ぶっ殺してやる。」
「そう思うならちゃんと身辺整理して来いよ。明日、杏ちゃんと会うんだろう?」
……そうだ、明後日の予定を右京父さんと蒼母さんに話すんだった。
俺がおまえを裏切るような事すると思ってんのか?
ひでえな。おまえの性格疑うぜ、俺。」
「……悪かったよ。つい、頭に血が上って…。」
「ああ、本当に悪いね。おまえがいつまでもそんなんなら俺が杏ちゃん貰っていいか?」
「……はぁ?」
「杏ちゃん可愛くなったよな。今日抱きしめた時なんて、甘い香りがしてさ、涙を拭ってやった時なんてすげ~色っぽかったし思わずキスしそうだった」
響の言い方に萎えかけていた怒りが再びふつふつと湧き上がってくる。
「響…てめえ…それ以上言うなよ。ぶっ殺してやる。」
「そう思うならちゃんと身辺整理して来いよ。明日、杏ちゃんと会うんだろう?」
……そうだ、明後日の予定を右京父さんと蒼母さんに話すんだった。