あたしの絶対的恋愛事情
気になるアイツ
キーンコーンカーンコーン、、、

うああああぁぁあーーっ!

やばいよぉ~~!遅刻しちゃった・・・

・・・ん?あそこに立ってるのって・・・

蒼井翔太だよね・・・。なんで校門前に立ってるわけ??・・・

まぁ、いいや。どんな事情があれ、あたしには関係ないし!

1人で決心し、アイツの横を通り過ぎようとすると

ガシッ

いきなり手首をつかまれた。・・・一体なんなの!?

「何?なにか用?」

にらみながら言うと、

「委員長待ってた」

と、すごく真剣な顔をして蒼井翔太が言った。

今まで見たことないくらい、すごく真剣な顔だった。

ドキッ

いやいやいや、何ときめいてんのよあたし!!

首を振ってまたにらんだ。

「何の用?てか、手首痛いんだけど!離してよっ!」

あたしは手首を思いっきり振った。でも蒼井翔太は離そうとしない。

「なんなの!?・・・っちょ!」

今度はいきなり抱きしめられた。

胸を強く押して抵抗しても、かなうはずがなく更に強く抱きしめてきた。

「・・・っ!ちょ、ちょっと!離してよ!なんでこんなことするの!?」

また抵抗しても反応がない。すると、

「・・・んだ・・・・」

え?今何か言った?

「何?聞こえなーー

「分からないんだ。なんでお前見てると胸が苦しくなるのか・・・」

何それ・・・どういう意味・・・?

「な、っ!?」

ちゅ

あたしは蒼井翔太に・・・キスされた・・・
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