七不思議な彼女
「そう言えばまだ名前訊いてなかったよね?京ちゃんにはアリスとか呼ばれてたけど」



おぉ!まさかこの女から話を振ってくるなんて!



「アタシは葛城彩夜」

『すみません、記憶がないんで名前は憶えてません。今はアリスなんて名乗ってます』

「えぇ!?記憶がないの?」




ヒット!記憶喪失に食い付いてきた!



『いやぁ~目が覚めたら死んでいて、なおかつ記憶もなくて』

「大変だったんだねぇ~。でも、どうして京ちゃんの所に?」

『とりあえず、寝床確保のついでに私のことを見える人を探そうと思いまして!そうして見つけたのが京介さんだったんです!』

「そっかぁ~京ちゃんは誰にでも優しいからね♪」

『はい!京介さんには良くしてもらってます!昔からそうなんですか?』
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