七不思議な彼女
「いやぁ~すっかり遅くなりましたが晩ご飯を…って、できてるじゃないですか!?」



あっちゃ~かなりタイミング悪いぜ…。 彩夜がいるから話せねぇ~し。



「彩夜悪い、ちょっとトイレ行ってくるは!」

「わかったけど早くね。冷めちゃうと美味しくないから!」

「はいはい」

席を立って、まだリビングの入口でお化けでも見た(自身がお化けなんだが…)ような顔で立っているアリスの横を通りながら、



「アリス、ちょっとこい…」



できるだけ声のボリュームを下げてアリスを誘う。



「えぇ!?あ、はい!」
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