七不思議な彼女

「見てくださいよ京介さん!なんとなくですけど私写ってますよ!」

「本当になんとなくな」



帰り道。あんだけ服がどうだとか言ってたのに、今じゃ~超ご機嫌。

本当になんとなく、俺の隣でピースしてる。…ように見える。



「京介さん、これケイタイに貼ってくださいね♪」

「おいおい、俺が1人で写ってるも同然のプリクラなんか貼れるか」

「失礼な!ちゃんと私も写ってますよ!」

「なんとなくなぁ」

「うぅ…」



ホント、こいついると面白いは。気を使はなくていいだよなぁ。学校とかだといろいろと気を使うけど、何かこいつといる時だと楽なんだよなぁ~



「まぁ~どこに貼るかはさておき、さっさと帰ってDVD見よぜ」

「じゃ~まず私の借りたDVDからで!」



最初の2時間は暇になりそうだ…。
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