七不思議な彼女
京介Side
…。
……。
たく…アリスのやつ誰に謝ってんだ?しかもあの謝り方、普通じゃない。何かこう、暴力に怯える子供みたいな…。
「あぁ!もしもし先輩ですか?原チャ借りたいんですけどいいですか?はい!じゃ~10分ぐらいで行きますんで」
「京介さんって意外と顔広いんですか?」
電話が終わると同時にアリスが声をかけてきた。
「ん?いやそんなことはないと思うが」
「しかも何かと他力本願!」
「どこがだよ!?」
「私とかあの女とかにご飯作ってもらってるとことか!今回の原付だってそうですよ?」
まぁ~確かに的はえてるが…。
「しゃ~ねぇだろ!?飯は作れないし、原チャだって結構高いんだぜ!!」
「まぁ~でも、京介さんらしくていいと思いますよ!」
「まったく嬉しくないは!」