Still
ガラッ
私は勢いよくドアを開けた。
「はぁ…はぁ…ごめん川ちょん…」
「あぁほんとだな。遅いぞ。」
明らかに先生は不機嫌顔。
「うぅ……ほんとごめんなさい」
せっかくの会う約束だったのに遅れて、申し訳なくて、泣きそうになった。
「……わかったよ。来い由里」
私は言われた通り、先生の近くに行った。
そして見つめられる。
その瞳を逸らすことができなくて私は止まっていた。
私の好きな、真っ直ぐで綺麗な瞳。
ギュッ…
急に抱きしめられた。
「えっ…な…川ちょん??」
「もう……あんまり待たせないで。不安になる。」
そう言って、より強く抱きしめられた。
「川ちょん…///」
「ちがう。名前で呼んで。」
「……たか///」
「うん。由里…」
そう言って隆弘は私にキスした。
ちゅ……ちゅっ
何度も何度も角度を変えながら互いの唇を重ねる。
そして深いキス…
「由里……もう俺抑えらんないかも」
「えっ……///」