JUNKETU ~首筋にkissの花~
1
「ハル…君?」
ベッドに広がる黒髪が妙に扇情的でゴクリと喉を鳴らした。
目に映るジュンの目は恐怖か期待かは分からないけれどユラユラと揺れていたけど、俺から逸れる事はなかった。
今にも泣きそうな目が赤い――
俺と同じ赤い目だ。
伸ばしかけたジュンの腕を強引に引き寄せて、ベッドに組伏せた。
小さく悲鳴を上げたジュンの唇に自分の唇を重ねてソレを遮ると、首を左右に振って抵抗されたけれど、敢えて無視をして角度を変えて唇を重ね直した。
自分はこれから何をしたいのか…正直分からない。
ショクジしたいのか、
組伏せたいのか、
服従させたいのか、
…自分のモノにしたいのか、
異常な程の鼓動に息が苦しい。
「ねぇ、聞こえる?俺の心臓スゲー早いでしょ」
耳元で囁いて、ジュンの下唇をくわえてやる。
「コレ、お前のセイだから…」
得体の知れない感情が溢れだして、どうしていいのか分からない。
このまま抱いてしまえば気が済むのだろうか…
最初の男として認識させれば、
ジュンの中に自分を刻めば………
処女である事が狙われる一つの要因であるのならソレを奪う事でジュンをその危険から護る事が出来るだろうか…
そんな考えが頭に浮かぶ。
それは…ただの言い訳。
都合のイイ考えだ。
もう一度唇を重ねてジュンを見下ろすと
笑ってる?
暗がりの中で俺を見据えて口元を歪めた。
押さえつけた身体の強張りもいつの間にかなくなっていて、俺も思わず押さえつける手の力を抜いた。
「ハル君の目って綺麗な目だね。ルビーみたい」
今の状況には似つかわしくない科白を吐くジュンは軽くなった腕を俺の首に回す。
「ぇ、ジュン?」
「聞こえる?あたしの心臓凄く早いでしょ?コレってハル君のせいだからね」
俺の科白を言い返して
「…お帰りなさい、あと、ありがとう」
ギュッと腕に力を込めて俺にしがみついた。
ベッドに広がる黒髪が妙に扇情的でゴクリと喉を鳴らした。
目に映るジュンの目は恐怖か期待かは分からないけれどユラユラと揺れていたけど、俺から逸れる事はなかった。
今にも泣きそうな目が赤い――
俺と同じ赤い目だ。
伸ばしかけたジュンの腕を強引に引き寄せて、ベッドに組伏せた。
小さく悲鳴を上げたジュンの唇に自分の唇を重ねてソレを遮ると、首を左右に振って抵抗されたけれど、敢えて無視をして角度を変えて唇を重ね直した。
自分はこれから何をしたいのか…正直分からない。
ショクジしたいのか、
組伏せたいのか、
服従させたいのか、
…自分のモノにしたいのか、
異常な程の鼓動に息が苦しい。
「ねぇ、聞こえる?俺の心臓スゲー早いでしょ」
耳元で囁いて、ジュンの下唇をくわえてやる。
「コレ、お前のセイだから…」
得体の知れない感情が溢れだして、どうしていいのか分からない。
このまま抱いてしまえば気が済むのだろうか…
最初の男として認識させれば、
ジュンの中に自分を刻めば………
処女である事が狙われる一つの要因であるのならソレを奪う事でジュンをその危険から護る事が出来るだろうか…
そんな考えが頭に浮かぶ。
それは…ただの言い訳。
都合のイイ考えだ。
もう一度唇を重ねてジュンを見下ろすと
笑ってる?
暗がりの中で俺を見据えて口元を歪めた。
押さえつけた身体の強張りもいつの間にかなくなっていて、俺も思わず押さえつける手の力を抜いた。
「ハル君の目って綺麗な目だね。ルビーみたい」
今の状況には似つかわしくない科白を吐くジュンは軽くなった腕を俺の首に回す。
「ぇ、ジュン?」
「聞こえる?あたしの心臓凄く早いでしょ?コレってハル君のせいだからね」
俺の科白を言い返して
「…お帰りなさい、あと、ありがとう」
ギュッと腕に力を込めて俺にしがみついた。