サイレント フレンズ
それ以上は考えたくは無かった。

このままこうしていたら、この恐怖心はどんどん巨大化になってもっとひどいことになるから。



早くこの恐怖から逃れたかった。



この恐怖は単なる思い込みで、顔を上げればそこには誰もいない。





きっとそうに違いない。





だけど、この恐怖は一向に引く気配がしない。











じっと私が顔を上げるのを待っているのに違いない。









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