サイレント フレンズ
「花梨おはよ~」


同じクラスの友人、沢村美里が乗り込んで声をかけて来た。




「助かった・・・」


そんな気分に包まれたと同時に、身体の震えも止まり同時に2番目の停留所から乗り込んで来た女の人が居ないのに気がついた。





「どうしたの?花梨?なんか顔色真っ青だよ?」





「んーんー。なんでもないよ?」


「体調でも悪かった?」



「大丈夫!なんでもない」



そう・・なんでもない・・




なんでもないと思うにはあまりにも不気味な体験だけど・・


私は思い出さない様に心の中で封印をした。







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