サイレント フレンズ
とぼとぼと、高校へ行く為のバス停で待つこと5分。

始発のバスが到着。



私の通う高校は、つくまで片道2時間。

将来なりたい物は特になく、可愛い制服姿に一目ぼれをして決めた私立高校だった。




始発の停留所なので、ほとんどが私が一番最初で乗客。




二つ駅を過ぎた頃からポツポツ乗り込んで来る程度だった。




私は、いつも一番右の奥二人かけのシートの窓側に決まって座っている。




だって、その方が人目をあまり気にせず眠りにつけるから。


いつもの様に、席に座ると早速窓壁に身体を預けると・・



いつもよりも、冷房が効いているのか、真夏なのに背筋がゾクっとした。




「どっか・・開いてるのかな?」






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