特別短編集
そこまで言うつもりはなかった。

勢いで口を衝いて出てしまったのだ…


ヤバい…

そう思った時にはすでに遅く、




「その口、塞いでやろうか?」


顎を掴まれ顔がグッと近づいていた。



「ちょっ…」



唇同士が触れそうになった時、



「ただいまー」


丁度良く由夏が戻ってきた。



その瞬間何事もなかったかのような笑顔を向ける隆…。



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