特別短編集
ひょんなことから知ってしまった
隆の二重じんか…じゃなくて秘密。


それからというもの私がバラしていないかの見張りなのか
お昼も休み時間も、帰りも…

常にくっついてくるようになった。


そのせいか
一部では私達が付き合っているという噂が流れているらしい。


「…先輩」


…いい迷惑だよ、ホント。


「先輩!」

「…うぇ!?」


はっとして顔をあげると目の前に隆の顔。
呼ばれていた事に気づいていなかった。

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