特別短編集
カサっと音がして手に何か当たった。




「稜!はい、これでいい?」



体を捩って後ろの稜に差し出す。




「ん?あ…俺の好きなアメじゃん!」



子供みたいに目をキラキラさせるけど、

受け取ろうとしない。




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