君がいたからがんばれた
プロローグ






一枚の写真を見つめて、
男は切ない声で言った。


「信じて手を離したのに、お前はまだ現れないな」


そう言って、写真に写ってる女の子の上に涙を溢した。



「悪いけど、聞いてくれるか?1人で悩むのに疲れてさ」


俺が頷くと、男は微笑んでゆっくりと口を開けた。


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