窓ぎわ彼氏



「気にしてるくせにぃ。」





「うっうるさい。」




からかわれた私は



近くにあった飲み物を一気に飲み干した






「それ、俺の酒。」







「あっ飲んじゃった。


ゴメン。」






「そう言うことじゃなくて、

なっちゃんが大丈夫かなぁと思って。」






「んん、分からない。」




だんだん顔が熱くなっていく気がする





「頭ががんがんする。」






「じゃぁ俺の膝でゆっくりしたら?」





「いいよ~。」





「それってどっちの?」



そう言いながら自然に私の頭を


自分の膝に持っていく




そして私の髪の毛に自分の指を絡ませる
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