窓ぎわ彼氏



やばっ



見てる・・・




絶対ばれてるよね





私は伸ばした手を引っ込めることもできず




ただ固まってた





スト―カ―してたのばれたかな?




一番に口を開いたのは水川と一緒にいた女の人だった





「あら?

もしかして樋口君?


どうしたのこんなとこで・・・?」




「あっおばさん。

こんにちは。」




おばさん・・・?


しかもこの声聞いたことある




もしかして水川のお母さん?







「そっちの女の子は?


もしかして樋口君の彼女?」



えっ・・・?


とんだ誤解を・・・

でも動けないし


顔は電信柱で見えないと思うけど


どーしよぉ

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