窓ぎわ彼氏



「捺、何で俺のあとつけたの?」






「えっ・・・・。


何でって。」




「言ってよ。」



私と繋いでる手をぶんぶん振り回しながら聞いてくる



「そっそれは・・・・


水川のお母さんが綺麗だったから、



女の人連れて歩いてると思って

心配だったかなみたいな・・・。」



喋ってるうちにだんだん早口になってしまう



「へ?


心配してくれたの?」




「煩い。」



「妬いた?」




「違う。








家、ここ。」




「捺の部屋見てみたいな。」






「駄目だよ、散らかってるし。」





「俺、気にしないよ。」




「私が気にするの。」




その言いあいをすること10分・・・
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