窓ぎわ彼氏



「捺、子供っぽ~。」




水川は笑ってるけど私は真剣なんだよ



「もう帰る。」



むかついた私はそのまま家に入ろうとしたら


腕を掴まれた






「放してよ。

痛い・・・。」


水川は全然力入れてないけど


言ってみる





「ごめんごめん。


でも話聞いて。



俺、捺のお母さんに


気に入られようと思って必死だった。





捺のこと大事だから・・・。


でもそれで捺に嫌な思いさせてごめん。


これから気をつけるから許して?」




そんなこと言われたら感動して泣きそうだよ






「許してあげない・・・・・・



こともない・・・・こともないこともない。」







「どっち?」







「自分で考えてよ。」



私はそう言うと走って家に入った



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