窓ぎわ彼氏

「隙あり。」


「あ、・・・」

私が降りようとしたとき

水川がバランスを崩して

二人共々ベッドに倒れこんでしまった



「いてててて、
痛いよ、水川。

それに水川重いから。」


私のことを上から見下げる水川は

なんだかいつもより大人っぽい


「どしたの?
黙っちゃって。」



「捺、好きだよ。」



「え?」

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