儚い幸せ
私はベランダの手すりに登って立つと、竜牙を見た



「おい!美佳危ないだろ!!ここ20階だぞ!」


『竜牙、私のプレゼントは私の全てだよ……』




フワッ―――




「美佳ぁ――っっ!!!」




スローモーションのように落ちていく……



不思議と恐怖は無い



あぁ、もうすぐ地面だ……



さよならだね、竜牙


―――ゴッ!!



……そして私は全て竜牙のものになった


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