儚い幸せ
映画館はわりとすいていた


『なにみる?』



「ん~~…これ!」


竜牙が指指したのはあきらかにエロそうなものだった



『やだよ~~!!//』



「だめ、決定」



私の反抗もむなしく竜牙はさっさと券とポップコーンを買ってなかに入る



『待ってよ~;』



慌てて竜牙のあとを追いかけてなかに入る



もちろんこんな映画を観る人は少なくて、私たちは自然と注目される



『なんかみられてない?;』



「そりゃこんな映画観るのなんて欲求不満の野郎くらいだからな
カップルは珍しいんだろ」



平然と言われて私は顔が真っ赤になった


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